古代文化センターとは
1.島根県の歴史文化に関する調査研究をおこなっています。
それぞれの研究員が専門知識を生かしつつ、客員研究員や他の調査機関と連携を図りながら、島根の特色ある歴史と文化の調査研究を続けています。古代出雲歴史博物館の企画展など様々な情報発信には、こうした研究の成果が活かされています。
古代文化センターの調査研究は、
- A.「基礎調査研究」 (継続して基礎的な事項を調査研究する)
- B.「テーマ研究」 (特定のテーマについて、期間を定めて研究する)
の2種類があります。
A.「基礎調査研究」
5つの分野について、調査研究を行っています。
- 考古基礎資料調査研究:埋蔵文化財調査センターと共同で、考古学的な視点から古代島根の姿に迫ります。
- 風土記調査研究:全国に残る出雲国風土記写本の調査や、風土記時代の自然景観を復元する研究などを進めています。
- 祭礼行事調査研究:県内各地に残る民俗芸能や神楽の調査やアーカイブ化を進めています。
- 中世・近世史料の多角的研究:島根県の歴史を特徴づける地域の古文書・金石文の調査研究などを行っています。
- 海外学術調査研究:主に朝鮮半島を中心とした資料の調査や調査機関との情報交換を行っています。
B.「テーマ研究」
特定のテーマを定め、基本3年間の計画で集中的に調査研究を行います。
令和4年度に実施中のテーマ研究は以下のとおりです。
- 出雲と伊勢
- 古代隠岐の形成と特質
- 島根県域における弥生社会の総合的研究
- 中世山陰の戦争と地域社会
- 島根の前期古墳
- 鋳物と鋳物師の研究
調査研究事業の詳細は、紀要『古代文化研究』年報に記載しています。
2.島根県の歴史文化に関する情報発信をおこなっています。
調査研究の成果や最新情報をふまえて、島根県の歴史文化の魅力をわかりやすくお伝えする各種事業をおこなっています。
講座・シンポジウム
- 古代出雲文化シンポジウム(令和4年度「壮大なる出雲の交流ー国家形成期の出雲をめぐる古代交通ー」)
- 島根の歴史文化講座+オンライン(令和4年度「しまねの歴史文化研究最前線」全4講)
- 石見国巡回講座(令和4年度「石見・安芸の中世の鉄生産」)
- 隠岐国巡回講座(令和4年度「古代の隠岐を探る〜律令国家の「前線基地」〜」)
刊行物
- 研究紀要『古代文化研究』
- 『島根の古代文化』『古代出雲ゼミナール』(その他、刊行物に関する情報はこちらから)
古代歴史文化賞
一般向けに書かれた歴史文化に関する優れた書籍を表彰しています。
古代歴史文化協議会
14県が連携し、共同で調査研究・情報発信をおこなっています。
島根県 古代文化センター
島根県松江市殿町1番地 〒690-8502
(島根県庁第三分庁舎内)
TEL : 0852-22-6727(平日8:30-17:15)
FAX : 0852-22-6728
Mail : kodai@pref.shimane.lg.jp