壮大なる出雲の交流ー国家形成期の出雲をめぐる古代交通ー
古代出雲は決して孤立した地域ではありませんでした。
北海(きたつうみ)とも称される日本海を舞台とした水上交通。
あるいは山陰道をはじめとする陸上交通。
さまざまな手段を駆使しながら、九州・北陸・そしてヤマトと交流が行われていたのです。
今回は古代国家形成期に焦点をあて、当時の壮大な交流の痕跡から古代出雲の実像に迫ります。
基調講演 森田喜久男(淑徳大学教授)「出雲への道・出雲からの道」
Ⅰ 出雲と他地域との交流伝承
Ⅱ ヤマト王権と出雲ー海の道と山の道ー
Ⅲ 律令制下の出雲ー出雲国計会帳は語るー
パネルディスカッション 交通・交流からみえてきた古代出雲の実像
報告1 仁木聡(島根県埋蔵文化財調査センター)「古墳時代の交通画期からみた出雲の交流」
報告2 坂本嘉和(鳥取県教育文化財団)「因幡・伯耆における古代山陰道研究最前線」
ディスカッション パート1
パネラー:森田喜久男・仁木聡・坂本嘉和・橋本剛(島根県古代文化センター)
司会:吉永壮志(島根県教育庁文化財課)